活動を開始して1年が経ちました

 

#はじめに

 10月4日でTAKETOYO新体操クラブ(Central Glow)は設立1年を迎えました。本来であれば9月から活動を始めるつもりでいましたが、新型コロナウイルスの影響で延期となりました。そんな中で始まった我々の活動ですが、初めてのことの連続でバタバタしてしまい、保護者の方には大変ご心配をおかけしました。本当にたくさんの方の支えがあり、なんとか設立1周年を迎えることができました。本当に感謝しています。

 今回は、現在自分が思う現状と課題についてまとめました。よろしければご一読いただけると幸いです。

小さなチームですが実りある活動を目指しています

#武豊町の歴史

 武豊町は以前から男子新体操が強く、全国大会の常連校でした。学校だけでなく町や地域の方からの支援がとても手厚く、活動するための環境が整ったチームでした。ですが、時代は流れ、危険性のある種目であることから指導者が減少。数年前までは、ご高齢の方が外部指導に入ってくださっているという状況でした。また、教員の働き方改革により部活動としての活動時間が激減。ライバルだったクラブチームとの差は大きくなっていくばかりでした。

 それでもここまで途切れることなく、男子新体操という競技が受け継がれてきたのは、外部指導者としてチームの指導をしてくださっていた方の存在や、武豊町の体操協会の方の熱い気持ちがあったからだと思います。そして何より、武豊町には長い歴史があり、体操部OBの先輩方がたくさんいます。そういった方々のおかげで、ここまで繋げられてきた歴史があると思っています。

数多くの「男子新体操経験者」がいる武豊町

#現在の課題

 1年間活動してみて感じたことは、「まだまだやれることがたくさんある」ということです。スポーツクラブというと、その種目に特化した練習を中心に行い、大会に出て活躍することが大きな目的となっています。我々のクラブでも、週3回の練習を通して、大きな大会にも出場することができました。決して良い結果とは言えませんでしたが、これから活動を続けていくことで選手の層が厚くなり、必ず強くなっていくと思っています。

 ですが、大会結果のみに固執してしまうと、子どもたちにとって良くない点がいくつかあることが分かりました。一つは選手の疲弊です。勝つことにこだわり過ぎてしまい練習がハードワークになってしまいます。そのため怪我やモチベーションの低下が見られました。競技だけでなくスポーツそのものを避けてしまうことも考えられます。

 もう一つは将来への糧になるかどうかです。少し前の投稿でも書きましたが、人間の成長に必要なことは「新しい刺激」です。一つのことを淡々とこなしてしまうと、成長に機会を逃すことになります。また、特定のスポーツを継続して行い、良い結果を残したとします。それを将来の生活に生かせる人はほんのわずかです。試合のために費やした時間は決して無駄ではないと思いますが、それだけに固執するのは勿体無く感じます。

 意識はしていても、いざ練習が始まると勝つことにこだわり、単調な練習になってしまっていました。選手たちもなんとなくやりにくさを感じていたと思います。常日頃から、指導者一同、このようなことを意識して指導していきたいと思います。

子どもたち、そして地域のためにできることを探求していきます「青森山田高校・BULEアスリートの皆さんと2022/9/22」

#まとめ

 2年目はもっと多様な視点で、子どもたちの経験値を増やしていく必要があると思います。多くの人と関わりを作り、たくさんの「初めて」が経験できるクラブチームを作っていきたいです。そのためには指導者も現状維持はしていられません。変化する時代に合わせ、柔軟に活動してきます。そのためにもぜひ、皆様からのご意見をいただければと思います。SNS等での連絡でも構いません。

 まもなく新たなイベントの方向性がまとまりそうです。お楽しみに!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です